雪とエキストラと私

最近バンクーバーは、10年に一度の大雪 というものに見舞われています。
過去のバンクーバーを知らず、且つ新潟出身の笹川からしてみると、
なんでたったこれだけの雪でこれだけ大騒ぎしているんだろう、
という位の雪なのですが、とにかく水騒動の次は雪騒動です。。
なんにしても、今日の夜道は雪の(反射の)おかげで明るかったです。
話は変わって、
昨日初めてエキストラをやりました。
モニカに今のカナダの事務所を紹介してもらったのは今年の4月でした。
そこの社長はチョコチョコ仕事を振ってくれていたのですが、
舞台のリハーサル等でどうしても時間が取れない日だったり、
バイトの代わりを見つけられなかったりで、ここ8ヶ月間ことごとく断っていました。
カナダに来る前から働けるビザのある内に、エキストラを絶対沢山やってやる!
と、決めていたので初体験を済ませることが出来てとりあえずホッとしました。
撮影の仕方等は、当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、
あまり日本と変わりはありませんでした。
が、メイク用のトレーラー衣装用のトレーラー、ケータリング(食料等)のトレーラー
トイレ用のトレーラー、なんてものが普通にあって、話に聞いてはいたものの、
ちょっと感動してしまいました。(ちなみにTVドラマのパイロットでした)
日本なら大概、ロケバス一台で、メークして着替えて待機して、トイレは近くの
お店なりで借りて、という具合になりがちなところですが、やっぱりこっちは
金の掛け方が違うんだな~と、改めて実感させられました。
こちらに来た当初、俳優でもある講師に、
日本では有名な俳優もエキストラも同じ冷えた飯(ロケ弁の事)を食べるんだろ
と聞かれ、そうだと言ったら、周りの人間に驚かれたのをふと思い出しました。
良いとか悪いとかの問題ではなくて、違うんだな、という位の事ですが。
今回は、中国人難民役ということで、前回のショートフィルムに続き、
またもや薄汚い服装と、やたらこ汚く見えるメークを施して頂けました。
そんな訳で、約10年振りのエキストラは楽しかったです。
(日本でも10代の頃、何度かエキストラをやっていました。)
今回のエキストラは、18人の中国人の中に2人の日本人(笹川を含めて)でした。
何人かの話によれば、過去に日本人役をやったことがあるとのことで。。
まぁ、その延長で、日本語がちゃんと話せない人が、日本語を話す
日本人役をやったりする、ということが良く起きるんでしょうね。。
前に一度、友達とそんな話で議論をした事があります。
そんなの誰も気にしないよ!!なんて言われてちょっと熱くなったりして。
確かに日本人以外の人からしてみたら、気にならないでしょうね。
でも、日本人からしてみたら、正当な理由が無い限り(日系アメリカ人など)
外国訛りの日本語を喋る日本生まれの日本人が出たきたら違和感が
ありますよね?(コメディーとかならいいんですが)
自分の場合、リアリティーが無さ過ぎて、観ているのが嫌になってきます。
自分は昔、不思議な日本語が沢山出てくる、あるハリウッド映画を観て、
なんで日本人の俳優を使わないんだよ、誰もそっちにいないんだったら
自分がいつかちゃんとした日本語を喋る日本人としてハリウッドで
仕事を取ってやる!!なんて息巻いていた時期があったので、
ちょっとこんな話になると、ちょっと熱くなってしまうのです。
(最近は日本人俳優が進出しているので、おかしな映画は減ってきていますが)
話は急に変わって、←(なんか日本語がおかしいですね・・・)
明日は早朝から2本目のショートフィルムの撮影です。
今回は殆ど出番がないので、作り手側の角度から何かを学べるように
頑張ってみようと思います。
それではまた。